究極の料理

「食材を食べ易くすること」が料理の本質とする。更に「食べ易い」を「消化しやすい」と捉える。

その条件における究極の料理とは、「食材を煮て雑菌を殺し且つ軟化させ、発酵により分子レベルで分解し、ミキサーで粉砕したもの」になるでしょう。

しかし、それだけで全て解決かというとそうでもない。

まず、食感がない。見た目が面白さに欠ける。味が均一で変化がない。発酵に時間がかかるため、色んな種類を用意しにくい。

食事にはやはり楽しみが欲しいし、色んな食材を食べた方が栄養バランスが良くなる。世の中に数え切れないほどレシピがあるのはそういうことだと思います。

料理とは何か

料理とは「食材を食べ易くすること」です。

人間は弱いもので、野にある食材をそのまま食べることはほぼ出来ません。野草は固く苦い。野生動物の生肉は筋張っているし病気の恐れがある。

食材を細かく切ったり、加熱によって柔らかくしたり、病原菌を殺して食べ易くすることが人間には必要です。このような行為は体外消化と捉えることができます。

体外消化を発展させることで、猿が人になったと言う説があります。体外消化をすることで、消化に関わる体内器官を縮小できた。体内消化を省エネ化することで、他の知的行為ができるようになったそうです。

今日、料理にまつわる情報は溢れかえっていますが、まずは「食材を食べ易くする」ことができれば料理としての最低要件を満たしていると言えます。