イトヨリが比較的安く売られていたので買いました。写真の個体が約1000円で買えました。新型コロナの影響で高級魚が値下がりしているようです。

通常手順で3枚におろしました。最初は塩焼きにするつもりでしたが、身が柔く、網焼きにしたら崩れてしまいそうだったのでムニエルにすることにしました。
イトヨリも産卵期が夏らしく、初秋の今は身は痩せ気味でした。秋になると底引き網の漁を始めることからイトヨリが出回り始めるそうです。

普通にムニエルにします。鯛だと焼きはじめに身の反りかえりが起きるのですが、イトヨリは起きないようです。

皮面から7割がた焼いてから返し、身面から軽く火を通したら完成です。

しめじと茄子のソテーを添えました。皿全体が茶色くなってしまい、見栄えがいまいちでした。彩野菜を添えるべきでした。

アラを使って味噌汁を作りました。それではいただきます!
ムニエルと野菜のソテーには塩をしてないので、マジックソルトを振りました。ムニエルは身がふっくらしていて美味しかったです。イトヨリは身に水分が多いようで、焼いた直後はパリパリだった皮面が食べるときにはしんなりしてしまっていました。皮のパリパリを長く維持するためには、ピチットシートで身の水分を減らす必要がありそうです。
単なる脇役のつもりだったしめじ(生協)の香り高さにびっくりしました!料理は素材が良くないと始まらないということを再認識しました。
アラ汁はアラ、ネギ、ダシ顆粒、味噌で作りました。旨味たっぷりで美味しかったです。ダシ顆粒を使ってもイトヨリの旨味はわかりますし、ダシ顆粒を使った方が美味しくなるります。
良い魚1匹でしっかりと楽しむことができました。ごちそうさまでした。