インドカレーのきちんとしたレシピを勉強したくなり、本を買いました。本のレシピを参考に鯖カレーを作ります。

地元で獲れた新鮮な鯖です。とても新鮮なので腹骨も浮いていません。

骨を取り除き、一口大に切りました。中骨からスプーンでこそぎとった中落ちを刺身で食べたら大トロみたいで美味しかったです。

乾燥タマリンドです。初めて使います。ずっと欲しかったのですが、ようやく手に入りました。

乾燥タマリンドを水で戻します。かけらをちょっと味見してみたら酸っぱくて美味しかったです。乾燥梅みたいな味でした。マメなのに不思議ですね。確かにスイーツにも使えそうです。

30分くらいでどろっと戻りました。固い種があるので、揉んで種だけ取り除きます。

さて、カレー本体を作っていきますか。玉ねぎは櫛切りにして手で解します。予め解しておくと炒め工程でのストレスが減ります。

玉ねぎに塩をして炒め、火が通ったらニンニク、ショウガ、辛味なしのパラペーニョ(庭)加えます。本当は辛い青唐辛子なのですが、無かったので辛くないパラペーニョで代用しました。
玉ねぎが茶色く炒められたら粉コリアンダー大1、粉唐辛子少々、粉ターメリック少々を加え馴染ませます。次いでプチトマトを加え煮溶かしたらカレーベースの完成です。コリアンダーを沢山加えて、ターメリックをかなり控えたらとても本格的な香りになりました。こういう分量バランスがいいんですね。勉強になりました。

フィッシュカレーを仕上げます。タマリンドエキスを加え少し煮込んで馴染ませ、鯖と獅子唐(庭)を加えまた少し煮込んで、塩で調味したらカレー本体は完成です。

最後にテンパリングしたスパイス油を加え、香りを強化します。マスタードシード、唐辛子、インディアンベイリーフをサラダ油でテンパリングしました。

スパイス油をカレーにジャッ!とかけたら完成です。

南インド風鯖カレーができました!
タマリンドを加えたので酸っぱいです。ちょっと加えすぎちゃったかな。半分で良かったと思います。
鯖が新鮮でとても美味しいです。青魚は臭みがありますが、こうしてカレーにすると臭みを感じず美味しく食べられます。
テンパリングして加えたマスタードシードが煎りゴマのような香ばしい風味になっていました。これはこれで良いですが、マスタードの香りがなくなってしまっていたようにも感じました。インディアンベイリーフの風味はよくわかりませんでした。雰囲気要員なのかもしれません。
ちょっと酸っぱかったですが、総合評価としてはとても美味しかったです。クミンを使わない南インドカレーを知ってカレーの世界が一段と広がりました。