庭の野蒜が美味しかったので、もっと食べたいと思い、会社の隣の河原を探してみました。

ありそうだなと思った所を探したら、案の定見つかりました。緑色の糸みたいなのが野蒜です。周囲の紫色の花は「姫踊り子草」です。
他にも幾か所か野蒜が見つかりました。どうも野蒜が好むのは「常に適度な湿り気のあるフカフカした栄養豊富な土壌」のようです。要は田んぼや畑のあぜみたいな土壌です。

畑のあぜのような場所を探したら案の定見つかりました。写真のは特に太いのです。最早ねぎですね。抜こうとしてみたのですが、雑草の根が張りめぐっており、球根は抜けず途中でちぎれてしまいました。これが彼らの生存戦略なんですね。球根が残ればまた来年芽を出せますから。
香りはエシャロット(根ラッキョウ)にそっくりです。というか、もはや区別がつかないくらい似ています。

慣れるにつれてどんどん見つかるようになりました。堤防の桜並木の下に群生していたのには驚きました。しかしながらいずれも犬の散歩道とか、人目につきやすくて採取しにくい場所で、採取にはいまいちでした。
もっといい場所にないかと探してみたら、ありました。会社のすぐ近くの河原にこんなに群生していました。黄緑色の細いのはみんな野蒜です。ニラやニンニクの代用になる、もはや野菜ともいえる草が、こんなにも身近に沢山生えていることに驚きました。
知らないだけで、身近な自然の中には食べられるものが沢山あるのかもしれません。