「ながらみ」なる珍しい巻貝をお店で見かけたので、買ってみました。調べたところ正式名称は「ダンベイキサゴ」というそうで、深場の砂地に生息するそうです。

模様がとても綺麗ですね。宝石みたいです。形はどれも同じですが、模様は大きく異なっています。不思議ですね。
「砂出ししてください。」と書かれていたので、アサリの要領で砂出ししました。アサリは冷蔵庫だと活動しなくなり、砂が出ません。よって、塩水にひたして室温で丸1日放置してみました。
1日経過した後に見たら、どの貝も足を少し出していました。砂は殆ど見られませんでした。真夏だったため、塩水が濁って生臭くなっていました。真夏の室温放置は止めた方がよさそうです。
貝の足をつついてみましたが、動きは殆ど見られず、生死はよくわかりませんでした。

最初なのでシンプルに塩ゆでにしてみました。フライパンに塩水を沸かし、貝を投入。再沸騰するまで加熱したら蓋をして放置しました。

茹であがりました。
殻から少し出ている足を引っ張ると簡単に身が抜けました。味は普通の巻貝の味です。サザエのような苦味がなく、とても美味しいです。
茹で汁も味見してみたらとても良い味が出ていました。捨てるのはもったいないのでお吸い物にしました。味付けは色々と試してみましたが、味付けしてない塩味のみが最もよかったです。
この貝は、身も茹で汁も美味しいのでお吸い物に最適だと思います。「塩茹でして、殻と実を分け、身はスープに戻し、三つ葉を浮かべる。」という調理法がベストだと思います。