自分の直感を信じてジェノベーゼを作ってみました。自己流で作ると、微妙な仕上がりになったり、予想外に美味しくなったりします。微妙になってしまった場合はその料理のポイントを学ぶことができます。美味しくできれば嬉しい発見となります。自己流で料理すると色々と勉強になるので、これはこれで有益な行為だと思います。
なお、ちゃんとしたレシピに従ってジェノベーゼを作った時は言葉を失うくらいの衝撃的な美味しさでした。さて、今回はどうなるでしょうか?

ジェノベーゼは正式には松の実で作るようですが、今回は手元にあったアーモンドを使うことにしました。アーモンドを2分ほど茹でて薄皮をむきます。意外と薄皮は簡単に剥けました。

アーモンドをペースト状にしたいので、まずは茹でて軟らかくします。

旨味要素として、自家製サラミを使います。写真は油で炒めた後のものです。旨味と燻製香があるので味は鰹節によく似ています。

サラミを茹でた後、汁ごとバーミックスにかけ、煮詰め、ペースト状にしました。

家庭菜園の生バジルです。本当はこの倍は欲しかったです。生バジルを大量に使うことがジェノベーゼを美味しく作るコツです。

オリーブオイル、ニンニク、バジル、アーモンドをバーミックスで粉砕します。そこへサラミペーストを加えます。

更にチーズを大量に加えたらジェノベーゼソースの完成です。

茹でたスパゲッティーをソースで和えたらジェノベーゼの完成です。
味は、まぁまぁ美味しかったです。但し、改善すべき点などが幾つか見つかりました。
1)松の実に比べるとアーモンドは風味に欠ける。松の実をブレンドした方が良い。
2)アーモンドが粗くて食感が悪い。アーモンドを長時間茹でてしっかりと軟らかくするか、アーモンドパウダーを使うかした方が良い。
3)バジルはもっと沢山使った方が良い。
4)ニンニクももっと多い方が良い。
5)ピザ用の溶けるチーズよりもパルメザンチーズの方が香りがあってベター。
改善点は沢山見つかりましたが、気負わない家庭料理としては十分に美味しかったです。またバジルが育ったら作ろうと思います。