アカルというメソポタミヤのビールパンを作りました。古代料理を再現して、当時に思いを馳せ、現代の進んだ技術に感謝するのは楽しいものです。

3種類の小麦を使います。エンマー小麦(粒)、デュラムセモリナ(黄色い粉)、普通の薄力粉を各200gつかいます。

塩少々とハチミツ適量を加えます。当時はハチミツは超貴重品だったのではないでしょうか?

ビール350cc(1缶)を加えます。

粉っぽさがなくなるまで練ります。ビールの香りが凄く良いです。きっと美味しくなるに違いありません。

ケーキ型に流し込みます。後で外しやすくするため、底にはクッキングシートを敷き、周囲にはサラダ油を塗りました。

家庭用オーブンレンジで180℃、1時間焼きます。ケーキを焼くときには蒸し台が使えることを発見しました。

焼けました。あまり膨らまなかったです。



8等分に切りました。湿気を逃がすため、暫く立てておきました。持った感じはどっしりしています。蒸しパンみたいです。

試食してみました。基本的に素朴な味の蒸しパンですが、ビールの香りが凄く良いです。エンマー小麦の粒々感はあえて必要とは思いませんが、あっても悪くはないと思います。
凄く美味しいというわけではないですが、まあ普通に食べられます。主張の強くない白ご飯のような存在です。ご飯のようにべたつかないので、携行しやすそうです。きっとこれを持って仕事や戦争に行ったことでしょう。とりあえず、これと水があれば食事になります。
当時としてはきっと良いものだったことと思います。サバイバルのような生活の中でこれが食べられたら感謝感激でしょう。
欲を言えば、エンマー小麦はなしにして、ふっくらと発酵させたらもっと美味しくなると思います。ビールの香りはVery Goodです!ドライフルーツを入れてもきっと美味しいと思います。